前回は、リフォームの相談先を「工務店」or「大手」、7項目を比較して決める考え方をご紹介しました。
相談先がきまったら、次は相談がスムーズになるように、最初に整理すべき「目的・優先順位・住みながら可否」を分かりやすくまとめます。
リフォームを考え始めると、キッチンや浴室、内装、収納、断熱など、やりたいことが次々に出てきます。
そこで多いのが「とりあえず予算を決めて、予算内でできるリフォームを選ぶ」という進め方。
でも実は、後悔を減らすコツは逆で、最初に決めるべきは“予算”より“優先順位”です。
優先順位がはっきりすると、見積の比較もしやすくなり、限られた予算でも満足度が上がりやすくなります。
この記事では、相談前に整理しておくとスムーズなポイントをまとめました。
💡最初に決めるのはこの3つ
① 目的(なぜ直す?)
- 寒い/暑い
- 古い/汚れが取れない
- 収納が足りない/片付かない
- 使いにくい(動線・間取り)
- 結露・カビが気になる
- 段差が不安/将来に備えたい
② 優先順位(上から3つに絞る)
全部やろうとするとブレます。まずは「上から3つ」だけ決めてOKです。
例)
- 1位:冬の寒さ(窓・床の改善)
- 2位:水回りの使いにくさ(浴室・洗面)
- 3位:収納不足(造作収納)
③ 住みながらできるか(工事の進め方)
- 住みながら希望(工事範囲を分けて進める)
- 一部だけ仮住まいも可(水回りなど短期集中)
- まとめて短期間で終えたい(段取り重視)
💡相談前にメモしておくと強い「現状メモ」5点
- 築年数/過去に直した場所
- 困っている症状(寒い、結露、床鳴り、カビ、段差など)
- いつから気になるか(季節・雨の日だけ等)
- 家族構成の変化予定(子ども部屋、親との同居など)
- 生活の中で一番ストレスな場面(朝の支度、洗濯動線 など)
これがあるだけで、現地確認と提案が一気に早くなります。
💡部位別の“判断基準”|どこをどう直すと満足度が上がる?
「どこを直すべきか」は家によって違いますが、判断の軸は共通です。部位ごとに見ていきます。
▣キッチン(使いにくさ・家事動線)
判断基準
- 作業スペースが足りない/動きにくい
- 収納が足りない(出しっぱなしになる)
- 掃除が大変(汚れが落ちない・劣化)
優先順位の付け方
- 交換より先に「収納量・配置」で解決するケースも
- 動線が悪いなら、配置の見直し(周辺収納含む)が効きやすい
▣浴室・洗面(寒さ・結露・掃除)
判断基準
- 冬のヒヤッと感、脱衣所が寒い
- 結露・カビが出やすい
- 掃除しても取れない汚れ、におい
ポイント
- 水回りは「使えない期間」が生活に直結。住みながらの場合は工程確認が重要です。


▣窓・断熱(寒さ・暑さ・結露)
判断基準
- 底冷え、暖房が効きにくい
- 結露が毎年同じ場所に出る
- 夏の暑さがつらい
ポイント
- “見た目”より体感が変わりやすいのが断熱系。優先順位上位になりやすい分野です。


▣収納・動線(片付かない、渋滞する)
判断基準
- 片付けても散らかる
- 朝の支度が渋滞する
- 掃除機が通りにくい、回遊できない
ポイント
- 収納は量だけでなく「場所」が大事。使う場所の近くに収納があると生活が変わります。
▣床・段差・建具(小さなストレス)
判断基準
- 床が沈む/きしむ
- 段差が怖い
- ドアが閉まりにくい、すきま風
ポイント
- 小さな不具合ほど毎日のストレスに直結します。部分補修でも満足度が上がりやすい項目です。


▣耐震(将来の安心)
判断基準
- 築年数が古い
- 大きな揺れが不安
- リフォームを機に安心も整えたい
ポイント
進め方は「診断→必要範囲の提案」が基本。過剰にならないバランスが大切です。。

💡見積で必ず見る項目
見積は金額だけでなく、“何が含まれているか”が重要です。最低限ここを確認しましょう。
見積チェックリスト
- 解体費(どこまで壊すか)
- 養生費(家具・床・通路の保護)
- 廃材処分費(処分量の考え方)
- 下地補修(開けてみて必要になることがある)
- 仕上げ範囲(壁・床・天井、どこまで含むか)
- 設備・部材のグレード(型番・仕様が分かるか)
- 保証・アフター(対象範囲・連絡方法)
追加費用が不安な方へ(先に決めるルール)
- 追加が出る場合は 「見積→説明→承認→工事」 の手順があるか
- “想定外が出た時の優先順位の調整”ができるか
よくあるQ&A
Q. 予算が決まっていなくても相談していい?
A. 大丈夫です。目的と優先順位が決まっていれば、予算に合わせた提案が組み立てやすくなります。
Q. 住みながらリフォームできますか?
A. 内容によります。水回りの止まる期間や養生範囲を確認し、工程を分けて進める方法もあります。
Q. 相見積もりは何社が適切?
A. 2〜3社が現実的です。条件(範囲・仕様)を揃えて比較すると判断しやすくなります。
Q. 見積が安い会社が正解?
A. 金額だけでは判断が難しいです。含まれる範囲(解体・養生・廃材・下地・保証)を揃えて比べるのが大切です。
Q. 補助金は使える?
A. 使える可能性はありますが、条件や時期で変わります。工事前に確認するのが基本です。
優先順位が決まると、リフォームはうまく進む
リフォームは「何が正解か」ではなく、「ご家族の暮らしに合うか」が大切です。
だからこそ、最初に 目的→優先順位→住みながら可否 を整理するだけで、提案も見積も分かりやすくなり、後悔しにくくなります。
星徳工務店では、高槻市を中心に、現地の状況を確認しながら必要な工事と優先順位を一緒に整理し、見積も分かりやすくご説明しています。
「まだ検討段階」「何から決めればいいか分からない」という方も、お気軽にご相談ください。